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⚗️化学クイズ 問題と解説

元素・化合物・化学反応など、化学に関するクイズです。元素周期表から身近な化学現象まで、化学の面白さを体験できます。1240問のうち第941960問を掲載しています(48ページ目/全62ページ)。

  1. 941難易度 ★★★★

    コレステロールの構造決定でノーベル化学賞を受賞し、後にステロイドの全合成で知られるドイツの化学者は誰か?

    正解:アドルフ・ヴィンダウス
    解説:アドルフ・ヴィンダウスはコレステロールとビタミンDの化学的関係を解明し、ステロール類の研究で1928年のノーベル化学賞を受賞した。彼の研究はビタミンD欠乏症(くる病)の解明と予防につながった。
  2. 942難易度 ☆☆☆☆

    ペニシリンの発見者アレクサンダー・フレミングは何年に偶然の観察からペニシリンを発見したか?

    正解:1928年
    解説:アレクサンダー・フレミングは1928年に培養皿に偶然混入したアオカビ(Penicillium)が周囲の細菌を溶かしていることを観察し、ペニシリンを発見した。フロリーとチェーンが純粋なペニシリンの抽出・精製に成功し、3人は1945年のノーベル医学・生理学賞を受賞した。
  3. 943難易度 ★★★☆☆

    超臨界流体抽出などに使われるCO2(二酸化炭素)が超臨界状態になる臨界点の温度は約何℃か?

    正解:約31℃
    解説:CO2の臨界温度は約31.1℃(臨界圧力は約7.38MPa)で、比較的温和な条件で超臨界状態になる。超臨界CO2はカフェイン除去(デカフェ)・香料抽出・ドライクリーニングなどに使われ、環境にやさしい溶媒として注目されている。
  4. 944難易度 ★★★☆☆

    「グリーンケミストリー(緑の化学)」の12原則を1998年に提唱したポール・アナスタスらが目指す目標は何か?

    正解:廃棄物・有害物質を最小化する化学プロセスの設計
    解説:グリーンケミストリーは廃棄物・有害物質の発生を化学の設計段階から最小化・排除することを目指す哲学的・実践的な化学の枠組みである。12原則には廃棄物の防止、原子効率の向上、安全な化学品設計などが含まれる。
  5. 945難易度 ★★★☆☆

    ロシアの化学者メンデレーエフが生まれた年と、最初の周期表を発表した年の組み合わせとして正しいのはどれか?

    正解:1834年生まれ、1869年発表
    解説:ドミトリ・イヴァノヴィチ・メンデレーエフは1834年にシベリアのトボリスクで生まれ、1869年に最初の周期表を発表した。彼の周期表発表から2019年で150周年となり、国連はこの年を「国際周期表年」と定めた。
  6. 946難易度 ★★★★

    ハーバー・ボッシュ法の工業化を実用レベルに引き上げたカール・ボッシュが受賞したノーベル化学賞は何年か?

    正解:1931年
    解説:カール・ボッシュはフリードリヒ・ベルギウス(高圧水素化法)とともに1931年のノーベル化学賞を受賞した。ボッシュは高圧化学の工業的実現に貢献し、BASFでハーバーのアンモニア合成法を大規模化した。
  7. 947難易度 ★★★★

    「鏡像異性体の分離・不斉合成」で野依良治が用いた不斉触媒の中心金属は何か?

    正解:ルテニウム(Ru)
    解説:野依良治はBINAP(二軸性ビナフチルジホスフィン)とルテニウムを組み合わせた不斉水素化触媒を開発した。このRu-BINAP触媒は医薬品などのキラル化合物合成に広く応用され、2001年のノーベル化学賞受賞の主な根拠となった。
  8. 948難易度 ★★★★

    ピーター・ミッチェルが1978年のノーベル化学賞を受賞した「化学浸透圧仮説(化学浸透説)」は何を説明するか?

    正解:ミトコンドリアのATP合成のエネルギー変換機構
    解説:ピーター・ミッチェルのケミオスモティック仮説(化学浸透説)は、ミトコンドリア内膜を介したプロトン(H+)の濃度差(電気化学的ポテンシャル)がATPシンターゼを駆動してATPを合成するというエネルギー変換機構を説明する。当初は批判されたが後に広く受け入れられた。
  9. 949難易度 ★★★★

    化学史において「原子量」の最初の体系的な測定をドルトンが行ったとき、水素の原子量を1として最初に比較した元素はどれか?

    正解:酸素
    解説:ドルトンは水素を1として他の元素の相対質量(原子量)を決定しようとした。水素と酸素の化合比から酸素の原子量を推定したが(当初8と誤算)、後に正確な測定で酸素が16とされた。
  10. 950難易度 ☆☆☆☆

    田中耕一がノーベル化学賞を受賞した際、彼が所属していた企業はどこか?

    正解:島津製作所
    解説:田中耕一は京都市の計測機器メーカー「島津製作所」の技術者として、タンパク質の質量分析法(MALDI法)を開発した。大学教授ではなく民間企業の研究者として受賞したことでも大きな話題を呼んだ。
  11. 951難易度 ★★☆☆☆

    白川英樹がノーベル化学賞を受賞した導電性ポリマーの研究で、最初の導電性ポリマーとして研究されたポリマーはどれか?

    正解:ポリアセチレン
    解説:白川英樹は1974年ごろ、触媒の量を誤ってポリアセチレンフィルムを合成し、その金属光沢から着想を得た。後にアラン・ヒーガーらとともにポリアセチレンにハロゲン(ヨウ素)をドープすると導電率が10桁以上上昇することを発見した。
  12. 952難易度 ★★☆☆☆

    シャルル・ラシャテリエが1884年に提唱した「ラシャテリエの原理」は何を述べたものか?

    正解:平衡状態にある系に外部から変化を加えると、その変化を打ち消す方向に平衡が移動する
    解説:アンリ・ルイ・ル・シャトリエの原理(ラシャテリエの原理)は、化学平衡に関する基本原理で、温度・圧力・濃度などが変化したとき平衡がどちらに移動するかを予測できる。ハーバー・ボッシュ法の反応条件設計にも応用されている。
  13. 953難易度 ★★★★

    「化学的親和力」の概念を数学的に定式化し、溶液化学・熱力学化学を体系化したノーベル化学賞受賞者(1909年)は誰か?

    正解:ヴィルヘルム・オストワルト
    解説:ヴィルヘルム・オストワルトは触媒・反応速度・化学平衡の理論を体系化し、1909年のノーベル化学賞を受賞した。彼はアンモニアを酸化して硝酸を製造するオストワルト法も開発した。
  14. 954難易度 ★★★★

    核磁気共鳴(NMR)分光法を化学構造解析に応用する基盤を作り、2002年のノーベル化学賞(田中耕一と共同受賞)を受賞したスイスの化学者は誰か?

    正解:クルト・ヴュートリッヒ
    解説:クルト・ヴュートリッヒはNMR分光法を使ってタンパク質の三次元構造を溶液中で決定する手法を開発し、田中耕一(MALDI質量分析法)とジョン・フェン(ESI質量分析法)とともに2002年のノーベル化学賞を受賞した。
  15. 955難易度 ★★★★

    根岸英一の「根岸カップリング」で用いられる有機亜鉛試薬と反応するパートナー(カップリング相手)はどれか?

    正解:有機ハロゲン化物(ハロゲン化アリールなど)
    解説:根岸カップリングでは有機亜鉛試薬とハロゲン化アリール・アルケニルなどの有機ハロゲン化物をパラジウム触媒下で反応させ、炭素-炭素結合を形成する。対して鈴木カップリングは有機ホウ素化合物を、熊田カップリングは有機マグネシウム化合物を使う。
  16. 956難易度 ★★★☆☆

    DNA配列決定(シーケンシング)法を開発し、1980年のノーベル化学賞を受賞したフレデリック・サンガーは何回ノーベル化学賞を受賞したか?

    正解:2回
    解説:フレデリック・サンガーは1958年にタンパク質(インシュリン)のアミノ酸配列決定で、1980年にDNA塩基配列決定法(サンガー法)の開発でノーベル化学賞を2回受賞した。化学賞を2度受賞したのはサンガーのみで、女性以外では唯一の例。
  17. 957難易度 ★★☆☆☆

    日本の化学工業史で重要な「ソーダ工業」において、塩の電解によりNaOH・Cl2・H2を製造する塩素アルカリ電解で使われてきた水銀法が廃止された理由として最も大きいものは何か?

    正解:水銀汚染(水俣病)への対応と環境保全
    解説:水俣病(1956年公式確認)は水俣湾周辺の住民がメチル水銀中毒になった公害病で、化学工場の排水に含まれる水銀が原因だった。この教訓からソーダ工業の水銀法電解は段階的に廃止され、イオン交換膜法へと転換された。
  18. 958難易度 ★★★☆☆

    現代化学で使われる元素周期表の配置を「原子番号(陽子数)順」にしたことで、メンデレーエフの周期表の矛盾を解消したイギリスの科学者は誰か?

    正解:ヘンリー・モーズリー
    解説:ヘンリー・モーズリーは1913年にX線スペクトルから各元素の原子番号を実験的に決定した。原子番号順に並べると周期律の例外(コバルトとニッケルの逆転など)が解消され、現代の周期表の基礎となった。
  19. 959難易度 ★★★★★

    クロロフィルの構造を解明した業績や有機合成化学への貢献でノーベル化学賞を受賞(1915年)したのは誰か?

    正解:リヒャルト・ヴィルシュテッター
    解説:リヒャルト・ヴィルシュテッターは植物色素クロロフィルと花の色素アントシアニンの構造を解明し、1915年のノーベル化学賞を受賞した。彼はまたコカインの構造解明にも貢献した。
  20. 960難易度 ★★☆☆☆

    有機化学の発展に寄与した「グリニャール反応」を発見したヴィクトール・グリニャールが使用する試薬はどれか?

    正解:有機マグネシウムハロゲン化物(RMgX)
    解説:グリニャール試薬はマグネシウムをエーテル中で有機ハロゲン化物(RX)と反応させて得るRMgXの化合物で、カルボニル化合物等への求核付加反応に広く使われる。グリニャールは1912年のノーベル化学賞を受賞した。

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