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🌌宇宙クイズ 問題と解説

太陽系・星・銀河・宇宙探査など、宇宙に関するクイズです。最新の天文学の発見から宇宙開発の歴史まで幅広く出題します。1233問のうち第921940問を掲載しています(47ページ目/全62ページ)。

  1. 921難易度 ★★★☆☆

    日本が建設した重力波検出器KAGRAの主な特徴はどれか?

    正解:地下に設置され冷却鏡を使用している
    解説:KAGRAは岐阜県神岡鉱山の地下に建設された重力波検出器で、地震ノイズの低減のため地下に設置され、さらにサファイア鏡を20K程度に冷却して熱ノイズを減らすという世界初の技術を採用している。
  2. 922難易度 ★★★☆☆

    フェルミガンマ線宇宙望遠鏡の主な観測対象はどれか?

    正解:ガンマ線バーストと活動銀河核
    解説:フェルミガンマ線宇宙望遠鏡(2008年打ち上げ)はガンマ線バースト(GRB)や活動銀河核(AGN)、パルサー、暗黒物質の間接的証拠などを全天サーベイで観測している。
  3. 923難易度 ★★★★

    コンプトンガンマ線観測衛星(CGRO)が発見した重要な成果はどれか?

    正解:ガンマ線バーストの全天分布が等方的であること
    解説:CGROはガンマ線バーストが銀河面に集中せず全天に等方的に分布することを示し、GRBが銀河系内ではなく宇宙論的距離(遠方宇宙)に存在することを示唆した重要な観測結果を得た。
  4. 924難易度 ★★★★

    赤外線天文衛星IRAS(1983年)の主な成果はどれか?

    正解:宇宙で最も明るい銀河(ULIRG)や惑星形成中の星(T星)の発見
    解説:IRAS(Infrared Astronomical Satellite)は1983年に宇宙全天の赤外線サーベイを行い、超高光度赤外線銀河(ULIRG)、T星型の若い恒星、新しい彗星など多数の天体を発見した先駆的な赤外線天文衛星である。
  5. 925難易度 ★★★☆☆

    望遠鏡の回折限界(分解能の理論限界)を決める主な要因はどれか?

    正解:観測波長と口径(アパーチャ)
    解説:回折限界はθ≒1.22λ/D(λ:波長、D:口径)で与えられ、口径が大きく波長が短いほど角分解能が高くなる。口径を大きくするか短波長で観測することで分解能が改善される。
  6. 926難易度 ★★★☆☆

    宇宙背景放射(CMB)の精密全天マップを作成したNASAの衛星はどれか?

    正解:コービー(COBE)・WMAP・プランク衛星(ESA)
    解説:CMBの全天マップはCOBE(1989年)、WMAP(2001年)、ESAのプランク衛星(2009年)の順に精度が向上した。これらによってインフレーション宇宙論の裏付けと宇宙の基本パラメータが精密に決定された。
  7. 927難易度 ☆☆☆☆

    電波望遠鏡で観測できるものとして正しくないのはどれか?

    正解:可視光の星像
    解説:電波望遠鏡は電波波長帯の電磁波を観測する装置であり、可視光を直接観測することはできない。可視光の観測は光学望遠鏡で行う。
  8. 928難易度 ★★★☆☆

    干渉計において「開口合成」と呼ばれる技術は何をするか?

    正解:複数のアンテナからのデータを合成して大きな仮想口径を実現する
    解説:開口合成(アパーチャシンセシス)は複数の小型アンテナからの観測データをコンピューターで合成し、その間隔に等しい大きな口径を持つ仮想望遠鏡の効果を実現する技術である。VLA・ALMAなどが使っている。
  9. 929難易度 ★★★☆☆

    すばる望遠鏡が発見した成果として知られるのはどれか?

    正解:太陽系外縁の微惑星・暗黒物質の分布
    解説:すばる望遠鏡は超広視野カメラ(HSC)を用いた弱重力レンズ効果の観測で暗黒物質の大規模構造を解明し、また太陽系外縁天体(TNO)の系統的な探索でも多くの成果を上げている。
  10. 930難易度 ★★☆☆☆

    ESAのプランク衛星が測定した宇宙年齢として最も近い値はどれか?

    正解:約138億年
    解説:プランク衛星(2013年の最終結果)はCMBの精密観測から宇宙の年齢を約138億年(13.8 Gyr)と決定した。これはビッグバンからの経過時間として現在の標準宇宙論モデル(ΛCDM)と整合する。
  11. 931難易度 ★★★☆☆

    ハッブル定数(H₀)は何を表すか?

    正解:宇宙の膨張速度と距離の比例定数
    解説:ハッブル定数H₀は「銀河の後退速度(km/s)=H₀×距離(Mpc)」という関係における比例定数で、現在の宇宙の膨張速度を表す。現在の値は約67〜73 km/s/Mpc程度(測定方法による違いがあり「ハッブルテンション」と呼ばれる)。
  12. 932難易度 ★★★★

    ガンマ線バーストのうち、持続時間が2秒以上の「長いバースト」の主な起源として考えられているのはどれか?

    正解:大質量星の重力崩壊(コラプサー)
    解説:持続時間が2秒以上の長いGRBは、大質量星が重力崩壊してブラックホールを形成するコラプサー(超新星爆発の一種)モデルで説明される。一方、2秒以下の短いGRBは中性子星連星の合体が起源と考えられている。
  13. 933難易度 ★★★☆☆

    2017年に電磁波と重力波で同時観測された天体現象はどれか?

    正解:中性子星連星の合体(GW170817)
    解説:2017年8月のGW170817は中性子星連星の合体による重力波で、LIGOとVirgoが検出し、その後に短いGRB・キロノバなどの電磁波対応天体も多波長で観測された。これが初のマルチメッセンジャー天文学の成果である。
  14. 934難易度 ★★☆☆☆

    イベントホライズンテレスコープが2022年に公開したのはどの天体のブラックホール影か?

    正解:天の川銀河中心(いて座A*)
    解説:EHTは2022年5月に天の川銀河の中心に位置する超大質量ブラックホール「いて座A*(Sgr A*)」のシャドウ画像を公開した。これは2019年のM87ブラックホームに続く2例目の直接撮影である。
  15. 935難易度 ★★★★

    X線天文学においてシンクロトロン放射とはどのような現象か?

    正解:相対論的電子が磁場中で円運動して放射する非熱的電磁波
    解説:シンクロトロン放射は光速に近い相対論的電子が磁場中で円運動する際に放射する非熱的な電磁波で、パルサー周辺の星雲やジェットなど高エネルギー天体から観測される。スペクトルが冪乗則を示すのが特徴である。
  16. 936難易度 ★★★☆☆

    チャンドラセカール限界(約1.4太陽質量)とは何か?

    正解:白色矮星が電子の縮退圧で支えられる最大質量
    解説:チャンドラセカール限界は白色矮星が電子の縮退圧で重力に抗える最大質量(約1.4太陽質量)で、インドの物理学者チャンドラセカールが計算した。これを超えると白色矮星は重力崩壊してIa型超新星になる。
  17. 937難易度 ★★★☆☆

    Ia型超新星が「標準光源」として距離測定に使われる理由は何か?

    正解:最大光度がほぼ一定(絶対等級が均一)だから
    解説:Ia型超新星はチャンドラセカール限界付近の白色矮星が爆発するため、最大光度(絶対等級)がほぼ一定であることが知られており、見かけの等級と比較して遠方の距離を求める標準光源として利用される。
  18. 938難易度 ★★★☆☆

    ウィルキンソン・マイクロ波異方性プローブ(WMAP)衛星が明らかにしたことはどれか?

    正解:宇宙の組成(通常物質4%、暗黒物質23%、ダークエネルギー73%)
    解説:WMAPはCMBの微細な温度変動を精密に測定し、宇宙の組成が通常物質約4%、暗黒物質約23%、ダークエネルギー約73%であることを示した。これはΛCDM宇宙モデルの基礎データとなった。
  19. 939難易度 ★★★☆☆

    電波天文学で使われる「21cm線」とは何か?

    正解:中性水素原子(HI)の超微細構造遷移から放射される電波
    解説:21cm線は中性水素原子の電子スピンのフリップ(超微細構造遷移)から放射される波長21cmの電波で、銀河の中性ガス分布・運動の観測に広く使われ、銀河系やほかの銀河の構造研究の基礎となっている。
  20. 940難易度 ★★★★

    アダプティブオプティクスで波面センサーとして広く使われるのはどれか?

    正解:シャック・ハルトマンセンサー
    解説:シャック・ハルトマンセンサーは多数のマイクロレンズで波面を小区画に分割してCCDで撮影し、それぞれの焦点位置のずれから大気による波面の乱れを計測する装置で、アダプティブオプティクスの波面センサーとして標準的に使われる。

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