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💪健康クイズ 問題と解説

人体の仕組み・栄養・運動・病気の予防など、健康に関するクイズです。日常生活に役立つ医学・生理学の知識が身につきます。1234問のうち第11011120問を掲載しています(56ページ目/全62ページ)。

  1. 1101難易度 ★★☆☆☆

    SARS(重症急性呼吸器症候群)が最初に流行した年はどれか?

    正解:2003年
    解説:SARSは2002〜2003年に中国広東省で発生し、その後香港・カナダ・シンガポールなどに拡大した。SARS-CoVというコロナウイルスが原因で、致死率は約10%。WHOの協調した封じ込め策により約8ヶ月で収束した。これがCOVID-19への対応の前例となった。
  2. 1102難易度 ★★★☆☆

    MERS(中東呼吸器症候群)の主な動物宿主はどれか?

    正解:ヒトコブラクダ(中間宿主)
    解説:MERSはMERS-CoVというコロナウイルスが原因で、ヒトコブラクダが主要な動物宿主(中間宿主)とされている。2012年にサウジアラビアで初めて確認され、致死率は約35%と高い。日本では2015年の韓国での大規模アウトブレイクが有名である。
  3. 1103難易度 ★★☆☆☆

    エイズ(AIDS)の流行が世界的に認識されたのはいつ頃か?

    正解:1980年代
    解説:AIDSは1981年に米国でPneumocystis肺炎の若い男性患者が報告されたことで認識され始めた。1983年にはフランスのモンタニエとバレ=シヌシがHIVを発見した。1980年代を通じて世界的に拡大し、現在も約3800万人がHIVとともに生きている。
  4. 1104難易度 ★★☆☆☆

    石鹸による手洗いの感染予防効果の主な仕組みはどれか?

    正解:界面活性剤が病原体の細胞膜(エンベロープ)を破壊し、物理的な摩擦で除去する
    解説:石鹸に含まれる界面活性剤は、エンベロープ(脂質二重膜)を持つウイルス(インフルエンザ・HIV・コロナウイルス等)の膜を破壊する。また泡立てることで病原体を皮膚から物理的に浮き上がらせ、流水で洗い流す効果もある。30秒以上の丁寧な手洗いが推奨される。
  5. 1105難易度 ★★★☆☆

    アルコール消毒液(70〜80%エタノール)が効果を示さない病原体はどれか?

    正解:ノロウイルス(エンベロープなし)
    解説:アルコール消毒液はエンベロープ(脂質膜)を持つウイルスや多くの細菌に有効だが、エンベロープを持たないノロウイルスに対しては効果が低い。ノロウイルスには塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム)が有効で、石鹸による手洗いも重要な対策となる。
  6. 1106難易度 ★★☆☆☆

    抗生物質耐性(AMR:薬剤耐性)が問題となっている主な理由はどれか?

    正解:抗生物質の使いすぎ・誤用により耐性菌が自然選択される
    解説:抗生物質を不適切に使用(ウイルス感染への投与・途中でやめる等)すると、感受性のある菌は死滅するが耐性を持つ菌が生き残り増殖する(自然選択)。MRSA・多剤耐性結核・カルバペネム耐性腸内細菌などが代表的な耐性菌で、治療困難な感染症として世界的に問題となっている。
  7. 1107難易度 ★★★☆☆

    日本の感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)において、エボラ出血熱は何類感染症に分類されるか?

    正解:一類感染症
    解説:エボラ出血熱は感染症法で最も危険性が高い「一類感染症」に分類される。一類感染症にはエボラ出血熱のほか、クリミア・コンゴ出血熱、天然痘、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、南米出血熱が含まれる。患者は原則として感染症病床への入院が義務付けられる。
  8. 1108難易度 ★★★☆☆

    日本の定期接種において、BCG(結核)ワクチンの標準的な接種時期はどれか?

    正解:生後5〜8ヶ月頃
    解説:BCGは定期接種として生後5〜8ヶ月の間に接種することが標準とされている。日本はユニバーサルBCGプログラムを採用しており、重症結核(結核性髄膜炎・粟粒結核)の予防に高い効果がある。結核発生率の低い国では接種対象を絞る場合もある。
  9. 1109難易度 ☆☆☆☆

    潜伏期間(incubation period)の定義として正しいものはどれか?

    正解:感染してから症状が現れるまでの期間
    解説:潜伏期間とは病原体が体内に侵入(感染)してから症状が現れるまでの期間である。この期間中は症状がないものの感染力を持つ場合があり(不顕性感染期間)、感染拡大防止の観点から重要な概念である。感染症によって数時間から数週間まで幅がある。
  10. 1110難易度 ★★★☆☆

    飛沫感染と空気感染(飛沫核感染)の違いとして正しいものはどれか?

    正解:飛沫感染は粒子径が5μm以上で短距離伝播し、空気感染は5μm未満の飛沫核が長距離伝播する
    解説:飛沫感染は直径5μm以上の大きな粒子が咳・くしゃみで放出され、概ね1〜2m以内に落下して感染する経路である。空気感染(飛沫核感染)は5μm未満の微小粒子が長時間空気中を漂い、遠距離でも感染させる経路で、結核・麻疹・水痘が代表例である。
  11. 1111難易度 ☆☆☆☆

    パンデミック(pandemic)の定義として最も適切なものはどれか?

    正解:複数の国や大陸にまたがる広範な感染症の流行
    解説:パンデミックは感染症が世界的な規模(複数の国・大陸)で流行している状態を指す。エンデミック(風土病的流行)やエピデミック(特定地域内の流行)と区別される。WHOは2020年3月にCOVID-19をパンデミックと宣言した。
  12. 1112難易度 ★★☆☆☆

    1796年に天然痘ワクチン(牛痘を使用)を開発した人物はだれか?

    正解:エドワード・ジェンナー
    解説:英国の医師エドワード・ジェンナーは1796年、牛痘に感染した乳搾り女性が天然痘に罹りにくいことに気づき、牛痘の膿を少年に接種して天然痘への免疫を実証した。これが近代ワクチンの始まりであり、「ワクチン(vaccine)」という言葉はラテン語の「vacca(牛)」に由来する。
  13. 1113難易度 ★★☆☆☆

    天然痘が世界保健機関(WHO)によって根絶宣言されたのはいつか?

    正解:1979年
    解説:WHOは1980年に天然痘の地球上からの根絶を宣言した(根絶確認は1979年)。これは人類史上初めて感染症を根絶した例である。ワクチン接種プログラム(1967年〜)と患者の追跡・封じ込め戦略が成功の鍵であった。
  14. 1114難易度 ★★★★

    後天性免疫不全症候群(AIDS)において、日和見感染を引き起こす最も代表的な肺炎の原因は何か?

    正解:ニューモシスチス・ジロベシー(PCP)
    解説:ニューモシスチス肺炎(PCP)はAIDS患者で最もよくみられる日和見感染症の一つで、以前はニューモシスチス・カリニ、現在はニューモシスチス・ジロベシーと呼ばれる真菌が原因である。CD4陽性T細胞数が200/μL未満になると発症リスクが高まり、予防投薬(ST合剤)が行われる。
  15. 1115難易度 ★★★★

    国際保健規則(IHR)において、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」の宣言権を持つ機関はどれか?

    正解:世界保健機関(WHO)事務局長
    解説:PHEICはPublic Health Emergency of International Concernの略で、WHO事務局長が国際保健規則(IHR2005)に基づいて宣言する。2009年の新型インフルエンザ、2014年のポリオ・エボラ、2016年のジカ熱、2020年のCOVID-19などで宣言されている。
  16. 1116難易度 ★★☆☆☆

    ポリオ(急性灰白髄炎)の原因ウイルスが感染する主な経路はどれか?

    正解:糞口感染
    解説:ポリオウイルスは糞口感染(汚染された水・食物の摂取)によって伝播する。感染者の多くは無症状または軽症だが、一部でウイルスが脊髄前角の運動神経細胞を侵し、麻痺を引き起こす。生ワクチン(OPV)と不活化ワクチン(IPV)によるワクチン接種プログラムにより根絶に近づいている。
  17. 1117難易度 ★★★☆☆

    麻疹(はしか)のR0(基本再生産数)として最も近い値はどれか?

    正解:12〜18
    解説:麻疹のR0は12〜18と非常に高く、既知の感染症の中で最も感染力が強い部類に入る。このため集団免疫を達成するには約95%以上の接種率が必要とされる。空気感染(飛沫核感染)するため、換気の悪い空間では遠距離でも感染が起こる。
  18. 1118難易度 ★★★☆☆

    デング熱を媒介する蚊の種類はどれか?

    正解:ヤブカ(Aedes)、特にネッタイシマカとヒトスジシマカ
    解説:デング熱はデングウイルス(フラビウイルス科)によって引き起こされ、Aedesカ属、特にネッタイシマカ(Aedes aegypti)とヒトスジシマカ(Aedes albopictus)によって媒介される。日本では2014年に約70年ぶりに国内感染事例(代々木公園)が確認された。
  19. 1119難易度 ★★★☆☆

    破傷風(テタヌス)の毒素の特徴として正しいものはどれか?

    正解:神経毒素(テタノスパスミン)が運動神経を侵し、筋肉の持続的な収縮(強直性痙攣)を引き起こす
    解説:破傷風菌(Clostridium tetani)は神経毒素テタノスパスミンを産生し、これが脊髄や脳幹の抑制性神経細胞に作用して筋肉の持続的な強直性痙攣(開口障害・後弓反張など)を引き起こす。ワクチン(DPT-IPV等)による予防が極めて有効である。
  20. 1120難易度 ★★★★

    ジフテリアの原因菌が産生する毒素はどの細胞に最も強く作用するか?

    正解:心筋細胞・末梢神経細胞(外毒素による)
    解説:ジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae)が産生するジフテリア毒素(DT)はタンパク質合成を阻害し、特に心筋・末梢神経・腎臓に影響を与える。心筋炎・心不全・神経麻痺(軟口蓋麻痺・眼筋麻痺等)が重篤な合併症である。DPT-IPVワクチンで予防できる。

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